デザインというものに興味があり、学ぶ今日この頃。
デザインの関係で働いている人に聞いたり、Webで見てみたり、おすすめされた本を実際に読んでみたり。
その中でも特におすすめの『デザインについて学べる本』を4冊ほどご紹介。
おすすめ本の紹介をする、その前に。
【この記事を書いている人】
・デザインについては初心者で学んでいる途中
・WEB系の職業訓練学校に通う人
・WEBデザインにもポスターデザインにも興味あり
・Adobe Illustratorの授業に入ってベジェ線に奮闘中
デザインに悩む今日この頃。
そんな中、いくつかデザインに関する本を読んできて思ったこと。
「あ、このデザイン本自体のデザインが良いな」と思ったものは身に付きやすいと感じました。
逆に「デザインが気に入らないけど、有名だから買ってみよう」と思った本は、なんでだか頭に内容が入りづらいという。
自分の『好き』から学んでいくことが大切なのかなと感じました。
今回おすすめする本は、自分の中で特に「デザインがいいなぁ。読みやすいなぁ。」と感じた本です。
基本的に絵や図解が多く、サラッと読めてしまう本が多め。
読める人はすぐに読み切るかもしれないですが、内容として薄いわけではありません。
図録、お手本として手元に残したいと感じるデザイン本が多いと感じています。
興味のある方は少しばかり本を覗いていただけると、これ幸い。
デザイン本おすすめ・4選
ノンデザイナーズ・デザインブック
いちど名前を言えるようになれば、あなたはそれを意識し、支配し、コントロールし、所有するようになるのです。
ノンデザイナーズ・デザイナブック-『イントロダクションージョシュアツリーの悟り』頁より
本のタイトル通り『デザイナーではない人のためのデザインの本』です。
「デザインを学びたいならまず買っておくべき」
と、デザインの現場にいるデザイン上級者の方や、現在進行形で学んでいるデザイン初心者など、様々な方々からおすすめされた本。
そして20年もの間、デザインの本の中でもベストセラーとして新装版が出続けている書籍です。すごい。
今回の紹介する本の中では比較的文章は多めですが、すんなり頭に入ってくる内容です。
デザインの4原則をベースに、色について、様々な媒体について、フォントについてなど幅広く触れています。
「とても分かりやすい学校の先生の授業」のようにちょっと愉快な言い回しで教えてくれます。
これから紹介する残りの3つの本も、ノンデザイナーズ・デザインブックを読んでから読み直すとまた別の目線で学ぶことができました。
それだけ、この本はデザインの教科書として優秀だと感じます。
けっきょく、よはく
余白があるから、情報が引き立ち
余白があるから、洗練されて見える!
だから情報整理も洗練されたデザインも、
結局、余白でできるようになる!
けっきょく、よはく-「はじめに・この本の考え方』頁より引用
Webデザインで余白を活かしたスマートなデザインを作りたいと思っていたころに本屋で見つけた本です。
「このデザイン、どこがどうダメなのか?」
「どこをどう直したら良くなるのか?」
と、悪い例から良い例にする流れで解説してくれるので非常にわかりやすいです。
登場人物であるいまいちさんとしゅっと先輩の二人が『ポスターデザインにおける余白の使い方』について実例を挙げて教えてくれます。
①・クライアントの指示内容、又は作りたかったもの
②・いまいちさんが作った『NGなデザイン』のポスターと、NGなところ4点解説
③・②をしゅっと先輩が手直しした『OKデザイン』のポスターと、良くしたところを4点解説
④・③で作ったものとは別のパターンの『OKデザイン』を4点紹介
という内容で構成されています。
(Amazonのページあたりから試し読みすると、より分かりやすいかも。)
ほんとに、フォント
フォントが変われば、デザインが変わる!
フォントのセンスを上げるには、たくさんの使用例を見ること!
本書はその経験値を上げるための作例集です。
ほんとに、フォント-「はじめに・この本の考え方』頁より引用
上記の『けっきょく、よはく』のフォント編。
『けっきょく、よはく』の9か月後に発売されたものがこちらの本になります。
相変わらずのいまいちさんとしゅっと先輩が教えてくれます。
今回のいまいちさんはフォント選びに悩んでいますが、今回もしゅっと先輩が解決してくれます。
ポスターやWebデザインに手を出すと、フォントの壁にあたります。
しかし最初の壁と言っても良いほど必ず「どういうときにどんなフォント使えば良いの?」という状態になることがあります。
そんな状態になった人の手助けになってくれるのがこの『ほんとに、フォント』という本が手伝ってくれます。
自分はWebを学んで初めて作品を作ったときに役立たせていただきました。
ちょっとわかると、だいぶ楽しい。フォント選び。
デザインを教える流れは『けっきょく、よはく』と同じ構成です。
どちらかが良かったら、どちらも買うことになるかと。なりました。
あるあるデザイン
そうだ、「丸インパクト」でいこう。
これは、「だいたいツートーンでいける」
あっ、「写真2枚並べ」使えるかも。
そんな風に、言葉で思い出せたら、みんなが簡単に、早くデザインできる。そして、引き出しも増える!
そう思って、あるあるフレーズを考えました。
あるあるデザイン-はじめのページより引用
一言で表すならデザインのアイデア帳だと思います。
「左から4分の1の法則」「オビでリズム」「ナナメスタイリッシュ」など
直感的にわかるフレーズで45個のデザインテンプレートを紹介してくれています。
1個のフレーズにつき6個の実例ポスターがあります。
ポスターやアイデアを出すときにパラパラと呼んでみて
「お、今回はこれを使ってみよう」と思ったものを実際に使ってみると、
ちなみにブログのタイトル絵はその中のひとつ「丸インパクト」を参考に作っています。
アイデアを出すのが苦手な人でも、この本が1冊あれば安心と感じました。
デザイン本おすすめ4選・まとめ
デザインというもの自体に興味がある!
→ノンデザイナーズ・デザインブック
余白を活かして情報整理や洗練されたデザインを作りたい!
→けっきょく、よはく
フォントについて知りたい!こだわりたい!
→ほんとに、フォント
デザインのアイデア帳が欲しい!
→あるあるデザイン
いかがだったでしょうか?
好き嫌いなどはあるかもしれませんが、今回挙げた本は個人的にどれもおすすめしたい本です。
これからデザインを学ぶ人。デザインを学んでる途中で知識を深めたい人。
この記事がきっかけで本を手に取っていただければ幸いです。