レビュー

【本・レビュー】夢をかなえるゾウ(著・水野 敬也)

夢をかなえるゾウ

ちょっと面白い本を見つけたので。

小さなことからやる気にさせてくれる。そんな本。

夢をかなえるゾウ

前々から友人に勧められてて気になっていた本。現在は4巻まで出ている。

まだ最初の1巻の途中までしか読めていないものの、すでに非常に面白かったのでご紹介。

 

期間限定でUnlimitedが無料で試せるので、それを利用して無料で読んでみる。

未だとAmazon Unlimitedなら現在3巻まで0円で読める。貧乏金なし時間あり。

(※2020年8月現在の情報です)

夢をかなえるゾウのあらすじ

「おい、起きろや」

聞きなれない声に目を覚ました僕は、眠気で思いまぶたをゆっくりと持ち上げた瞬間、眼球が飛び出るかと思うくらいの衝撃を受けた。

なんだ、コイツは!?

夢をかなえるゾウ1巻-冒頭より引用

主人公は冴えない新社会人のサラリーマン。

ちょっとしたお金持ちのパーティに参加したらあまりにも自分の人生と違いすぎることを自覚する。

「あっち側の世界に行きたい!」と思ったものの、今の自分がそうなるビジョンがとても見えない。

そんななかで部屋に置いてあったお土産の置物ガネーシャ像にお願いしたら、ガネーシャ像が突然喋りだして『今の自分から変わるために一番簡単な方法』を教えてくれる。

という突拍子もないところから物語が始まる。

 

そんなガネーシャ式『自分の変え方』本。

知ってるガネーシャと違う。けどそれがまた良い。

ガネーシャ-Wikipediaより引用ガネーシャ-Wikipediaより引用

ガネーシャはヒンドゥー教の神の一柱。

頭が象で体が人間。あぐらのように座ってるようなものが多い。

 

富の神様として商人などから絶大な信仰を集めている。

お金・商い、または知恵・学問についての神様として祭られている。

自分が知っていたのはこの辺まで。

 

シヴァとパールヴァティーの間に生まれた長男とされる、というのは今回調べてみて初めて知った。また賢くなってしまった。さすが知恵・学問の神様だ。へへぇ。

そんな神様がなぜか関西弁で日本人の一般的なサラリーマン男性に人生を変える方法を説くのが今回の『夢をかなえるゾウ』のおはなし。

 

読む前まで「インドのほうですごく偉い神様!」という印象が、

読んだ後は「日本にいる胡散臭いおっさん!」という印象になっちゃう程度にガネーシャ様が身近に感じます。

でもこのゾウさん話がわかりやすくてすごいんです。

ガネーシャ式・自分の変え方

本の流れとしてはガネーシャ様が青年に1個ずつ「人生を変えるための課題」を出していく。

その課題を主人公はこなしていき、また、読んでいる本人もこなしていくというスタイルのものだ。

(本の途中で『本書の使い方』として詳細説明があるのもユニークだ。)

 

ガネーシャからの課題の一例をあげると

・靴を磨く

・コンビニで募金をする

・食事を腹八分目に控える

などなどなど。

これらの課題が、1章につき1個ずつストーリー形式で紹介されていく。

 

主人公も言っているが

「こんなので自分の人生変えられるの?」といったような内容ばかり。

 

しかしここはさすがのガネーシャさん。

かつて偉大な人たちもこうこう、こういった考えで上記の『課題』を日常的に行うようにしていたんやでと実際の歴史に基づいて課題の趣旨を教えてくれる。

 

ストーリー形式で、わかりやすく、とてもやる気にさせてくれる。そんな本。

良い意味で自己啓発っぽくない・自己啓発な本

自己啓発本をいくつか読んだことはあるが、正直に言うと合う・合わないものはかなり如実に出てくる。

ものによっては押しつけがましく「これで変わる!変えろ!オラオラ!」と強く言ってくるものもある。

自分には合わないと感じて途中で書を閉じてしまったことも少なくはない。

 

しかしこの『夢をかなえるゾウ』という本は

「ま、できんかったら今の人生から変わらんだけやで」

というふうにとてもやる気にさせるのが上手な自己啓発本。

実際「そのくらいのこと、できらぁ!」となって、単純なわたしはすぐにのせられた。

 

そんなこんなでまだ1巻の3分の1しか読んでいないのにだいぶ感動を覚えた本。

お暇があればぜひ読んでほしいなと感じる本でした。

小さな課題をこなしていくごとに自分の自信にもつながります。

とりあえずまずは靴磨きから。千里の道も一歩から。

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ヨウ
札幌暮らしのコスパ飯ブログ。節約のために始めた自炊が今では趣味に。今日も妻のために飯を作る。日ごろ「今日のご飯は何を作ろうか?」と悩む人の、ひとつアイデアの元になればこれ幸い。Twitterも随時更新中。

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